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1.稽古法 木剣による三段打ち【第1回】
稽古の方法の一つとして提供します。参考にしてください。
武道家には基礎的な剣の稽古法ぐらいは知っておいていただきたいと考えます。今回の第一回目では、「三段打ち」の形を多少の説明を加えて示しました。次の第2回目では、この稽古法の中に含まれている(表に出ていない)内容についての解説を行う予定です。
いずれにしても、三段打ちの稽古では、姿勢と目付けに留意し、間(ま)を考えながら取り組んでいただきたいと希望します。この三つがこの稽古のたいせつな点です。この三点を重視し、小手から正面、正面から胴(逆胴です。)と攻めたとき、そして、次に小手・正面・胴と受けにまわったときの「手の内」の工夫をはかってください。切り付けは、いたずらに急ぐことなく、一つ一つきっちりと行うべきです。慣れてきたら、速い動作を試すとよいでしょう。剣が流れることは望ましくありません。慣れないうちは、特にこれらの点に注意してください。
また、音でリズムを楽しむような稽古もいけないと考えています。相手の剣を受け容れるような剣捌きをするのが正しい稽古です。払うような剣の使い方だと派手な音がするはずですが、それは望ましくはありません。受け払うことを避け、合気道と同じように剣を扱うと良いでしょう。
身体が馴染んできたら、剣が働きはじめた後、次第に剣が伸びてくるような扱いを心がけ、剣の勢いをどのように高めていくか工夫してください。また、呼吸と体全体の捌きなどのまとまりをはかるのは面白いことです。日常生活と同じような呼吸のしかたでは、動作に遅れをとったり、足捌きや体捌きに滞りを生じさせたりするはずです。うまくいかない場合は、これらの点の反省となります。
2011年5月
合気道逗子松楓会 竹森康彦
合気道逗子松楓会 竹森康彦