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1.稽古法 木剣による三段打ち【第1回】



 稽古の方法の一つとして提供します。参考にしてください。
 説明は、竹森個人の身勝手な解釈です。師事した先生・稽古をつけていただいた先輩方から内容を説明していただいたことはありません。ただ、こうだと示され、まねをし、相手をつとめさせていただいただけです。ですから、竹森個人がこうあらねばならないと考え、理解し、稽古の方向性を皆さんに示したものとご理解願います。私の考え方に間違いがあるかもしれません。皆さんが、ご自分で皆さんの稽古の仕方をお考えください。日本ではなく、ヨーロッパの後進に対してこうした考え方で指導を行って来ましたが、剣の稽古を行った地域とそうしなかった地域では、いくつかの点で明らかに大きな差異が生じてきています。
 武道家には基礎的な剣の稽古法ぐらいは知っておいていただきたいと考えます。今回の第一回目では、「三段打ち」の形を多少の説明を加えて示しました。次の第2回目では、この稽古法の中に含まれている(表に出ていない)内容についての解説を行う予定です。
 いずれにしても、三段打ちの稽古では、姿勢と目付けに留意し、間(ま)を考えながら取り組んでいただきたいと希望します。この三つがこの稽古のたいせつな点です。この三点を重視し、小手から正面、正面から胴(逆胴です。)と攻めたとき、そして、次に小手・正面・胴と受けにまわったときの「手の内」の工夫をはかってください。切り付けは、いたずらに急ぐことなく、一つ一つきっちりと行うべきです。慣れてきたら、速い動作を試すとよいでしょう。剣が流れることは望ましくありません。慣れないうちは、特にこれらの点に注意してください。
また、音でリズムを楽しむような稽古もいけないと考えています。相手の剣を受け容れるような剣捌きをするのが正しい稽古です。払うような剣の使い方だと派手な音がするはずですが、それは望ましくはありません。受け払うことを避け、合気道と同じように剣を扱うと良いでしょう。
 身体が馴染んできたら、剣が働きはじめた後、次第に剣が伸びてくるような扱いを心がけ、剣の勢いをどのように高めていくか工夫してください。また、呼吸と体全体の捌きなどのまとまりをはかるのは面白いことです。日常生活と同じような呼吸のしかたでは、動作に遅れをとったり、足捌きや体捌きに滞りを生じさせたりするはずです。うまくいかない場合は、これらの点の反省となります。
 二十数年以前ですが、おそらく戦国時代以前から伝えられてきた木剣稽古の「いろは打ち」を古流の方々から見せていただきました。拝見した瞬間に、これが私たちの三段打ち稽古法の原形なのだと気づきました。古流の稽古を土台に、新たな稽古法となったのが三段打ち稽古です。私たちは、長く三段打ち稽古を基本稽古の一つとしてきました。現在は、必要があって次の段階の三段打ちと四段打ちを創り、稽古しています。いずれ 折を見て、ご紹介したいと思います。
2011年5月
合気道松楓会 竹森康彦

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